落とし穴に芸人を6時間放置…。人の痛みを笑うバラエティ番組は「いじめ傍観のモデルに」とBPOが懸念
▽刺激の強い薬品を付着させた下着を、若いお笑い芸人に着替えさせ、股間の刺激で痛がる様子を、他の出演者が笑う。
▽深い落とし穴に芸人を落とし、その後最長で6時間そのまま放置するドッキリ番組。脱出を試みるが失敗して穴の中に落ちる芸人を、他の出演者のうち何人かが嘲笑する。
放送倫理・番組向上機構(BPO)青少年委員会は、近年のバラエティー番組の罰ゲームやドッキリ企画は、インパクトを求めて「リアリティー番組として見えるように工夫されている」と指摘。作り込みを精緻化させ、製作者、出演者間で了承されている場合でも、「小学生の場合は、作り込まれたドッキリ企画をリアリティー番組としてとらえる可能性は高い」との見解を示した。
ここ最近では以前(平成の頃)よりも人の痛みや苦しみに配慮された番組構成が多くなってきたような気もしていたのですが、まだ、ここに書かれているような「他人の心身の痛みを嘲笑する」どぎついものもあるようですね。
「これは演出だから」「バラエティー番組だから」と発信側が言い訳しても、子どもの受け取り方は千差万別ですからね。 子どもはときに残酷です。見本となる大人は滅多なことはできません。
規制ばかりガチガチになると表現の自由が奪われてしまい、それはそれで問題ではありますけどね。 だからといって「やっていいこととやって悪いこと」の区別はつけておいたほうがいい。
これからいろいろと変わっていくのでしょうね。
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