肩甲骨周りや背中を柔らかくほぐすために、
背中の筋肉のマッサージもありますが、
背骨の大きな筋肉の厚さは3~5cmもするので、
マッサージでは表面はやわらかくできても、奥の方までは届かないのです。
けれど、呼吸は、自分で、どこででもできます。
意識次第で息を深く届けることができます。
私たちが無意識にしている呼吸では、肺の上部にしか空気が入っていません。
肺を大きく動かして背中側に空気を入れる。“背中呼吸”によって、より深い呼吸ができるようになります。
ここで、実際に私のレッスンでも導入している背中ほぐしを解説いたします。
背中・肩甲骨ほぐし、背中に風を送るイメージ(チーコレッスンでもお馴染み)
・まず、足を安定させるようにして立つ。
・足は開いていても閉じていてもOK。
・ここから集中してイメージします。ちょうど自分の胸の真ん中にコップ上の穴を開けます。
・その胸の真ん中を風が通り抜けるようなイメージを持ちながら呼吸をします。
・風が前から後ろから自分の身体の胸と背中に空いた穴をくぐりぬけるように吹いています(想像力をうんと働かせて風が通り抜けるイメージで行います)。
はい。以上です。
これを続けていると背中が柔軟に使えるようになってきます。
背骨や周りが柔軟に動く状態にもっていくと、
交感神経と副交感神経もバランスよく機能することができます。
呼吸をするときは、腹式呼吸を意識するとともに、
背中を緩めることも意識してみましょう。
まず、力を抜くという意識が大事です。
そして背中の通りを感じるようにしましょう。
体調が優れてくるのとともに、あなたのパフォーマンスも優れたものになるでしょう。
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