高齢者の運転操作ミスや運転事故の報道はよく流されております。
先日、Youtubeを観ていたら、某道路公団がつくったドラマ仕立ての啓蒙動画CMが・・・
~あらすじ~
運転歴48年。免許返納を前に、78歳の父は母との最後のロングドライブへ。
思い出の地を巡った彼らに、息子や娘、孫たち家族が用意していたのは感動的な運転卒業サプライズだった。
実際の家族による、心あたたまるストーリー。
~ここまで~
いえ、家族として心配する気持ちはとてもわかります。
ですが、その方法がいただけなかった。
皆でよってたかって父親に無許可で免許卒業イベントを企画して、
「運転卒業おめでとう!」
と無邪気に大人数を呼んでパレードをしてヤンヤ♪と大騒ぎします。
家族にはきっと関係ないであろう、近所の人や自治体の人までそのパレードに参加してえらい騒ぎようです。
お父様本人にはサプライズプレゼントのつもりだったのでしょうが、
これ、お父様本人はどう思うでしょう。。。
「おめでとう!」
派手なパレードまでする必要があったのでしょうか?
まわりは、楽器を演奏し、着ぐるみまで着てはしゃいで騒いでいるけど、
逆に、当の本人には「老いている自分」という嫌な自覚と寂しい感覚を抱くのではないでしょうか。
なんだか、お父様が気の毒でなりません。
不粋で不作法に映りました。
もっと静かにできなかったのかしら。
やたらと騒げばいいというものではないですよね。
伝え方や説得の仕方って大事なんだなと思いました。
ひいては高齢者への思いやりの心から発することです。
どのように高齢者にお伝えし、ご納得いただくのか。
これからの課題ですね。
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