アドリブ? エチュード? インプロヴィゼーション?
この3つの言葉は「即興」を表す用語です。
私はよく、レッスンでは「エチュード」を使います。
が、同業者は「インプロヴィゼーション」とか「アドリブ」を使うことが多いようですね。
これらの違いってなんでしょう?
実は意味は似たようなものです。違いがありません。ほぼ同じ。
同じなのですが、少々言葉の香りが違うような気がして、
私は「エチュード」を使っています。
ニュアンス的には、決まった形式の中の範囲内で自由にやることだったり、
或いは、形式がなく、元の形を壊して自由にやることだったりします。
そして、感情を無視せずに、奥まったところにある感情を連れて行く感じ。
アドリブ? エチュード? インプロヴィゼーション?
違うところといえば、その用語の故郷が違います。
挙げるとすると、
アドリブ=ラテン語
エチュード=フランス語
インプロヴィゼーション=英語
そんでもって 即興=日本語
といったところでしょうか。
これらのトレーニングの利点ですが、
即興力、瞬発力、そして、創造力と表現力の構築はもちろん、
表現するのに必要な様々なスキルとメンタルを磨いてくれるし、
その人の芸術性に炎をつけ、成長させてくれます。
そう、とても優れたお稽古なのです。
この社会に生きる人はどのような職業を持っていたとしても、
皆、表現者であると思っています。
なので、これをお読みになっているあなた!
あなた自身が自分の作品の監督&脚本&主演者となり、
「よーーい、スタートー!」
と心の中でメガホンとって、ときにはエチュードで、
様々な行動をしてみてはいかがでしょうか。
何かがはじけ、生まれるのではないでしょうか。
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